重伝建で冬の伝統食 中之条六合赤岩 「とうじうどん」好評

上毛新聞
2016年2月16日

国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)で昨年4月に文化庁から日本遺産に認定された中之条町の六合赤岩地区で、伝統食「とうじうどん」が冬場の目玉として提供されている。養蚕で栄えた農村風景が残る冬の空間で楽しむ懐かしく温かい味。来訪者からは「体も心もぽかぽかになる」と好評だ。

地元特産品の販売や観光案内所を兼ねた施設を管理する赤岩水車小屋管理組合(篠原辰夫組合長)が今年1月中旬から、土日限定で始めた。冬季に重伝建内で食事を提供する施設がなく、観光面でのサービス向上につなげるためだ。
とうじうどんは、ゆでた地粉うどんを「とうじ籠」と呼ばれる小さな竹籠に入れ、汁の中に籠ごと入れて温める。汁はしみ豆腐や野菜が入ったみそ味で、籠からおわんに移し、「イクサ」と呼ぶエゴマを振り掛けて食べる。
試験的に提供を始めると、来訪者から「雪景色の歴史ある集落と調和したメニュー」「懐かしい味わいで、とてもおいしい」「体が温まり、寒さも吹き飛ぶ」との声が寄せられ、評判も上々。好みに合わせ、ナガイモや卵などのトッピングも用意し、試行錯誤する。
篠原組合長は「最初は心配したが、反応がよく安心した。冬の赤岩のにぎわいの一助になれば、うれしい」と話していた。
とうじうどんは3月いっぱいまで提供する予定。土日とも1日20食で、500円。問い合わせは赤岩ふれあいの家(☎0279・95・3008)へ。

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