かまくらで一流のカクテルいかが バレンタインの14日、日光・湯西川温泉に特設バー

下野新聞
2016年2月10日

 【日光】湯西川温泉街で開催中の「かまくら祭」で同祭実行委員会と観光施設「平家の里」は14日、初のバレンタイン特別企画「かまくらカクテルバー」を開く。宇都宮市から一流バーテンダーら3人を招き、メーン会場の同施設敷地内で夜の雪景色を楽しみながら本場のカクテルを味わってもらう。同温泉街の老舗旅館「本家伴久」の冬の名物「氷瀑」のライトアップも始まり、同温泉旅館組合は多くの来場を期待している。

 「かまくらカクテルバー」は、湯西川の建設会社社長阿部晴男(あべはるお)さん(63)が、知人の「カクテルバータナカ」(宇都宮市泉町)の店主田中與一(たなかよいち)さん(74)と、「HARUパイプのけむり」(同市本町)のオーナー田代晴美(たしろはるみ)さん(36)に依頼して実現。田代さんの店に勤務する女性バーテンダー石坂唯(いしざかゆい)さん(23)を含む計3人でカクテルを振る舞う。

 「平家の里」の食堂内に即席のカウンターバーを設け、各種カクテルや子ども向けのノンアルコールカクテルを1杯500円で提供。来場者は食堂内のほか、屋外の大型かまくら計7基の中でも味わえる。午後5時半~9時まで。

 一方、冬の誘客イベントとして始まった「本家伴久」の氷瀑はことしで34回目を迎えた。本館1階ロビー前を流れる湯西川の対岸斜面にスプリンクラーで霧状の水を1カ月以上まいて完成させ、6日から夜間のライトアップを始めた。館内からの観賞は宿泊者のみだが、同旅館近くの湯前橋から高さ約30メートル、幅約50メートルの見応えある氷の造形を楽しめる。

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