珍スポット・平地の「3県境」、40年ぶり確認 栃木、群馬、埼玉の3市町で活性化策検討へ

下野新聞
2016年2月10日

 【栃木】不明確だった市、群馬県板倉町、埼玉県加須市が接する藤岡町下宮の「3県境」の測量事業が9日、同所の休耕田で行われ、県境の地点が示された。平地の3県境は全国的に珍しいため、今後3市町は活性化策を検討する。

 3県境は旧渡良瀬川に沿っていたが、足尾鉱毒事件で現在の渡良瀬川が整備された際に埋め立てられた。インターネットなどで存在を知ったマニアが訪れる場所となっていることから、栃木市側の地権者の古沢満明(ふるさわみつあき)さん(82)が同市へ活性化策を要望。これを受けて同市が両市町に測量を働き掛けた。

 測量は事前にほぼ完了し、この日は地権者ら約20人に測量結果が示された。明らかになった3県境は3方向の用水路が交わる地点。この場所からは約40年前の土地改良事業で埋め立てられたと見られるくいが発見された。

 今後、地権者や3市町による協定書を交わして正式に3県境が確定する。古沢さんは「予想と同じ場所だった。3県とも都道府県魅力度ランキングでは下位だが、お互い連携して地域の名所として生かしてほしい」と期待を寄せた。

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