13日から「益子の雛めぐり」 初の開幕イベント、着物で街歩きも

下野新聞
2016年2月8日

 【益子】益子焼で作られた「土雛(つちびな)」や「陶板つるし雛」など益子ならではのひな人形が町内を彩る催し「第6回益子の雛めぐり」(同実行委員会主催)が13日から3月6日まで、城内坂や里山通りなど各所で開かれる。期間中は益子焼販売店や窯元、飲食店など約80店舗が個性豊かなひな人形を展示販売し、各種ワークショップなどを実施。今回は初の試みとして開幕当日にオープニングイベントを開き機運を高めるほか、着物で街歩きを楽しんでもらう企画も予定している。

 雛めぐりは「2月の観光の目玉に育てていこう」と町商工会や町観光協会、窯元などが実行委員会を組織し、2011年にスタートした。

 今回が初となるオープニングイベントは、祭り開幕を町内外に周知し、ムードをさらに高めることなどが目的。益子駅舎周辺で午前10時から午後2時まで、「カジュアル着物ショー」や、素焼きの人形からオリジナルの土雛をつくる「土雛着付けワークショップ」、菜の花や桃の花を使ったフラワーアレンジメントなどを実施する。開幕日以降も町内各所でひな祭りにちなんだワークショップなどが予定されている。

 27、28の両日には、着物や益子焼アクセサリーを着用してひな飾りで彩られた街歩きを楽しんでもらう「きものさんぽ@益子の雛めぐり」を初めて行う。着物の着付け、レンタル2時間で3500円。

 実行委は、イベント会場や内容などが一目で分かるマップを2万部作製し、町観光協会や各店舗で配布。事務局は「今回着目した『着物』のように、ひな祭りと関連付けた女性らしいイベントを今後も考案し、町活性化につなげていきたい」と話している。

 (問)同観光協会0285・70・1120。

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