できた!栃木県産キャビア1・2キロ 馬頭高の養殖チョウザメから採卵 那珂川

下野新聞
2016年2月2日

 馬頭高水産科の2、3年生7人が養殖の研究で育ててきたチョウザメの採卵が1日、那珂川町久那瀬の同校実習場で行われた。採取された卵はホテル東日本の相沢敬一(あいざわけいいち)ホテルグループ総料理長(54)がその場で、塩分濃度3%の約1・2キロの「フレッシュキャビア」とし、生徒ら全員で試食した。相沢総料理長は「これだけの採取した卵を目にするのは、日本の料理人でもほとんどいないのでは」と驚いていた。

 同校によると、チョウザメの採卵は全国の高校の水産科で初めて。同校は10年以上前からチョウザメを養殖しているが、卵が3ミリまで育ったのが確認されたため採取を決めた。用途について、宇都宮市のホテル東日本宇都宮に相談したところ、相沢総料理長が自ら駆け付け、フランス料理として振る舞うことになった。

 チョウザメは体長約1・4メートルで体重は約16キロ。採卵は県水産試験場職員が担当し、その後、相沢総料理長が生徒らに指示しながら約1・2キロのフレッシュキャビアとした。

 相沢総料理長によると、「世界三大珍味」の一つと言われるキャビアは25グラムで2万円の値が付くこともある。相沢総料理長はキャビアと「那須御養卵」「八溝そば粉」などを使ってフランス料理を作った。

 生徒らは濃厚なキャビア料理を堪能。3年相馬亜弓(そうまあゆみ)さん(18)は「キャビアが取れたこともうれしいし、料理は本当においしい」と感動していた。同校は今後もチョウザメの養殖を続ける方針だ。

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