郷土料理学び振る舞う 湯西川小で「いろりパーティー」

下野新聞
2016年1月27日

 【日光】総合的な学習の時間を活用して地元の囲炉裏(いろり)料理について学んできた湯西川小の5、6年生計6人が26日、同校体育館で「いろりパーティー」を開き、湯西川で釣ったヤマメやイワナ、郷土料理「一升べら」などを囲炉裏であぶり保護者や協力してくれた地元住民らに振る舞った。

 同校は本年度の5、6年生の総合的な学習の時間のテーマを「いろり料理を作ろう」に設定。昨年春から計45時間の授業などを通じ、児童が湯西川地区の旅館やホテルにある囲炉裏を調べたほか、地元産のサンショウや山鳥の肉、みそなどを練り込んだ具を竹べらに塗って焼く「一升べら」作りに取り組んだ。

 この日は「一升べら作り隊」や「いろり調べ隊」として活動してきた児童が、これまでの学習の成果を発表。続いて体育館に運び入れた移動式の囲炉裏を使い、竹串に刺した川魚や「一升べら」を炭火でじっくりと焼き、保護者や教員ら約10人と味わった。

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