亀印製菓 焼き印に「菊の御紋」 皇居外苑どらやき販売

茨城新聞
2016年1月22日

菓子メーカーの亀印製菓(水戸市見川町、林太一社長)は、東京都千代田区の皇居外苑公認土産品「皇居外苑どらやき」の販売を始めた。同苑を管理する国民公園協会監修の下に開発した商品で、皮の表面に「菊の御紋」の焼き印を入れた。皇居参観者や訪日外国人向け土産品として「日本の伝統的な味わいが感じられるどら焼き」(同社)を提供する。
どら焼きは、焼きたてのおいしさを保ちながら、贈答品や土産品として日持ちする品質を目指した。風味のいい北海道十勝地方産の小豆であんを作り、皮は菓子メーカーとして培ってきたノウハウを生かし、しっとり感のあるものに仕上げた。
同社によると、皇居外苑の知名度向上や利用普及を目的に、皇居参観記念になる土産品開発が決まった。他社メーカーとのブラインド試食テストを経て同社の品質が評価され、県内菓子メーカーとして初めて開発事業者に選定された。昨年12月23日の天皇誕生日から販売を開始した。
商品は4個入り(1200円、税別)と8個入り(2400円、同)で、賞味期限は45日間。金に菊の御紋をあしらった専用箱入りで販売している。皇居外苑の休憩所「楠公レストハウス」売店のほか、羽田空港と成田空港のJALグループ土産品店ブルースカイショップでも限定販売している。

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