提示すれば商品割引 笠間市商工会 グルメ冊子、22日発売

茨城新聞
2016年1月19日

 笠間市商工会(飯村信康会長)は、掲載店で提示すると商品を割引価格で購入できるグルメ冊子「プラチナパスポート」を22日に発売する。商工会として県内初の取り組みで、飲食、菓子、総菜など市内51店舗が参加した。1冊900円(税込み)で、1500冊限定で販売する予定。同商工会は「多くの方に店を訪れていただけると思う」と、大きな期待を寄せる。
 同パスポートはA5変形判のカラー刷り。700円以上(税込み)の商品が参加店ごとに1点ずつ紹介され、各店3回まで、掲載商品を540円(同)で購入できる仕組み。
 千円以上の商品を割引対象にしている店もある。1店当たりの平均割引額は約250円で、4回利用すれば冊子購入の元を取れる計算だ。
 飯村会長は「地方はいまだ経済の回復を実感できる状況になく、厳しい経営の店舗は少なくない。店をPRする積極的な動きが必要」と、今回の事業の狙いを説明する。
 全国の商工会で初めて同パスポート事業に取り組み、好評を得た埼玉県の久喜市商工会の事例を参考に、昨年10月から参加店を募るなど発行準備を進めてきた。製作費は冊子の売り上げでまかない、割引分は各店が宣伝費として負担する。
 割引の有効期限は22日から3月31日まで70日間。冊子は笠間市商工会本所、友部・岩間両事務所、参加店、市内の一部コンビニエンスストア、書店などで販売する。問い合わせは同商工会(電)0296(72)0844

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