大寒みそぎ 鹿島神宮 寒さ耐え境内の池入水

茨城新聞
2016年1月18日

鹿嶋市宮中の鹿島神宮で17日、境内の御手洗(みたらし)池で恒例の「大寒みそぎ」があり、神職と一般参加者が冷たい池に肩まで漬かる荒行に挑み心身を清めた。

参加者は頭に白鉢巻きをして男性は白ふんどし、女性は白装束姿。舟をこぐような独特の動作「鳥船(とりふね)の行」で体を温め、水温11度の池に「エイッ」と気合を入れて入水。寒さに耐えつつ一心に「大祓詞(おおはらいのことば)」を読み上げた。

鹿嶋市宮津台、会社経営、安重淳子さん(40)は「悪いものが流された気がする。よし、やっていくぞとの気持ちになった」と話し、友人の神栖市波崎、会社員、井村江里さん(34)は「気が引き締まった。いい年にしたい」と語った。

同神宮によると、参加申込者は14歳から74歳までの男女209人と神職5人の計214人。

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