日光彫と広島・熊野筆コラボ「日光筆」 5月販売

下野新聞
2016年1月4日

 【日光】伝統工芸品団体などでつくる「日光伝統工芸品振興協議会」はこのほど、日光彫と広島県名産の熊野筆をコラボレーションさせた書道筆「日光筆」を開発した。日光彫の魅力をPRし、後継者育成のための基金を設立することが目的。商品化に向けて受注生産体制を整え、5月から販売を開始する。

 同協議会は日光彫協同組合と日光伝統工芸組合協議会、市、日光商工会議所、県で組織。需要低迷や後継者不足が深刻化する伝統工芸の業界を盛り上げるため、2012年からオリジナル商品の開発に取り組んできた。

 日光筆はサクラを素材とする軸の表面に日光彫を施し、ウレタンで彩色。軸を長く使ってもらえるよう筆先の熊野筆は取り外しが可能なカートリッジ式にした。基本となる「プレミアムシリーズ」(税込み1万5800円)の図案は日光東照宮の彫刻で数多く使われている「梅」「桜」「牡丹(ぼたん)」「菖蒲(あやめ)」の4種類。同協議会の村上隆大(むらかみたかひろ)会長(61)=松原町=は「使いやすさに加え、インテリアとして活用できるよう見た目にもこだわった」と出来栄えに自信を持つ。

 カタログに掲載した商品はプレミアムシリーズのみだが、観光客にお土産として購入してもらうため、8千円程度の商品も用意する予定。

 (問)同協議会0288・50・1171。

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