気合入れ寒中みそぎ 石岡・常陸国総社宮 氏子青年ら心身清める

茨城新聞
2015年12月30日

石岡市総社の常陸国総社宮(石崎雅比古宮司)で29日、「寒中みそぎ」が行われ、神職と氏子青年ひたみち会メンバーの計8人が冬の冷たい水に入り、心身を清めた。一昨年、ひたみち会が72年ぶりに復活させ、境内のみそぎ場も年々整備。今年も会員らが荒行に挑んだ。

この日の気温は10度。参加者はふんどし姿で震えていたが、舟をこぐ動きを繰り返す準備体操で体を温めて、みそぎ場に移り「エイッ」と気合を入れ、水温8度の水の中に入った。そして、石崎貴比古禰宜(ねぎ)の先導で、大祓詞(おおはらえのことば)を唱え10分間、心身を清めた。

参加した大枝正和さん(32)は「一年の締めくくり。すがすがしい気持ちになった」と感想。ひたみち会の浅田真会長(46)は「新年は本殿修復という大事業があり、それに向けて良いスタートが切れた」と話した。

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