子ども観光大使 日光東照宮学ぶ 栃木県の魅力知って発信 小学生10人が参加

下野新聞
2022年6月6日

【日光】地域の良さを学び、発信する「県子ども観光大使」の本年度1回目の講座が5日、山内の日光東照宮で開かれ、県内の小学生10人が参加した。

本県の魅力を知り、ふるさとに誇りを持ってもらおうと、県内小学校の教諭らで組織する同大使実行委員会が2012年度から実施している。新型コロナウイルス禍のため3年ぶりの開催となり、今回が9期目。

本年度は16回の講座を予定し、うち3回以上参加するなどの条件を満たすと大使に認定される。

この日は、湯澤一郎(ゆざわいちろう)権宮司が東照宮の魅力や歴史について講話。続いて参加者は境内へ移動し、神職の説明で東照宮の国宝や重要文化財などを見学。写真を撮ったり、神職に質問したりして熱心に学んだ。

宇都宮市城山東小5年の小山裕美子(こやまゆみこ)さん(10)は「じっくり見たことがなかったので、陽明門にはたくさんの彫刻があるとは知らなかった。いろいろ勉強になった」と話した。