英バラ見頃、庭園彩る 水戸・七ツ洞公園 色鮮やか180株

茨城新聞
2022年5月26日

水戸市下国井町の英国風景式庭園「七ツ洞公園」にある円形花壇「秘密の花苑(えん)」で、深紅や白、黄色、ピンク、紫といったイングリッシュローズ約50品種約180株が見頃を迎えている。訪れた人たちは、新緑に映える色とりどりのバラの花と、甘く爽やかな香りを楽しんでいる。見頃は6月中旬まで。

花苑は、れんがと生け垣に囲まれた直径50メートルの円形花壇。白い花だけを集めたホワイトガーデンを囲むように四つのエリアに分けられている。市植物公園の職員やボランティア組織「水戸イングリッシュガーデンクラブ」が草花の手入れをしている。開苑は午前8時半~午後5時まで。

24日午後は晴れて気温が上がったことから、家族連れや年配の男女でにぎわった。カメラやスマートフォンをかざして風に揺れる花を撮影したり、顔を近づけて香りを確かめたりする姿が見られた。よく訪れるという茨城県那珂市津田の女性(66)は「(花壇は)小さいながらもまとまっていてすてき」と話し、お気に入りの薄桃色の花を眺めていた。

公園内では、地域活性化に取り組むボランティア団体「未来塾水戸」主催のイベント「七ツ洞マルシェ」を毎月開催。今月28、29日は苑内でティーパーティーを予定している。