《上州真田》名胡桃城址 大河へ復元整備完了 土塁や門を再現「当時の姿体感」 みなかみ町、29日一般公開

上毛新聞
2015年12月29日

来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送を前に、みなかみ町が行ってきた真田氏ゆかりの県指定史跡、名胡桃(なぐるみ)城址(じょうし)(同町下津)の復元整備工事が完了した。発掘調査を基に門や橋などを再現し、現地の説明板を充実。当時の姿を想像しやすくしてドラマ効果で増加が予想される見学者の満足度を高める。25日に竣工(しゅんこう)式を開き、29日から一般公開する。
同城は1579年、北条氏が治めていた沼田城を攻めるための前線基地として真田昌幸が築いたとされる。大正期に地域住民有志が跡地を整備。1992~2000年に旧月夜野町が発掘調査を実施した。
みなかみ町はドラマ放送決定を受け、6月下旬から6800万円を投入して1586年ごろの構造を復元しようと整備。発掘調査で見つかった3カ所の門の跡地に柱を立て、脇に土を盛って高さ約1・5メートルの土塁を築いたり、三つの郭をつなぐ橋を架けた。
見学者のために通路を舗装し、土塁に階段や柵を設けて見晴らせるようにした。当時の建物や堀の想像図などが入った説明板を設けた。
町教委は「敵を撃退するための城の特徴的な仕組みが分かりやすくなった。当時の姿を体感してもらいたい」としている。

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