るなぱあくに売店 駄菓子販売、漬物も検討

上毛新聞
2022年5月8日

 みそ漬け製造販売のたむらや(群馬県前橋市千代田町、高橋基雄社長)が大型連休に合わせ、同市中央児童遊園「るなぱあく」に売店「るなしょっぷ」を開店した。まずは子ども向けの駄菓子を販売し、将来的には家族連れに喜ばれる自社生産の農産物や加工品も扱う。

 園内の敷地に約20平方メートルのプレハブを設置した。同社によると、隣接する臨江閣と合わせた前橋観光の拠点に売店を設置することで、子どもたちにも同社に親しみを感じてもらうことを意図している。

 現状では市販されている駄菓子を中心に県マスコット「ぐんまちゃん」のぬいぐるみなどを並べている。要望に応じて漬物販売も検討する。

 同社は同市田口町に自社農場を持つ。栽培しているサツマイモを市内の業者に委託し、スイートポテトを製造して夏ごろから販売する計画。地元の伝統野菜「田口菜」も作付けし、秋にも漬物として販売する予定だ。

 野菜の収穫シーズンにはキュウリやキャベツ、トマト、トウモロコシなど、自社農場産の青果物も販売する。高橋社長は「子どもの記憶に残る場所になればうれしい。大人にも喜んでもらえるような前橋産や県産にこだわった商品を充実させたい」と話している。