足湯で大自然満喫 茨城・大子 観光客の疲れ癒やす 土日祝日、6月まで

茨城新聞
2022年5月6日

茨城県大子町西金の湯沢峡にある足湯「湯恵(ゆめ)足ゆ」が人気だ。鉱泉を源泉とした地元有志による手作りで、6月まで土・日曜と祝日だけ無料開放している。登山客やツーリング愛好家らの足の疲れを休め、癒やしスポットになっている。

オープンしたのは5年前の4月。地元の活性化に取り組むグループ「西金源起会」が、元々あった湯沢峡の旧温泉旅館の源泉を活用してくみ上げ、約40度に沸かして適温にし、かけ流しの足湯を始めた。

開設は期間限定で、新緑シーズンが4~6月、紅葉時期が10、11月。ともに週末と祝日のみで、午前10時から午後4時まで。湯船はひのき造りで横3メートル、縦1メートルの大きさ。男体山など奥久慈の山々に囲まれ、脇には久慈川の支流、湯沢川が流れる絶景のロケーションの中にある。

最近では、ペット用の足湯も増設。西金源起会会員の手作り絵馬も人気で、県立大子清流高の生徒が製作した絵馬もある。

源起会の小野瀬康弘会長と湯沸かし担当の鈴木寛美さんは「弱アルカリ性で肌がすべすべになると評判。コロナ禍で一昨年、昨年となかなか開設できなかったが、大子の大自然を満喫しながら、途中で足を温めていってほしい」と話す。