新緑の境内にシャクナゲ 北茨城・花園神社

茨城新聞
2022年5月3日

茨城県北茨城市華川町花園の花園神社で、約100本のシャクナゲが見頃を迎えている。新緑の木々に囲まれた境内を薄紅色の花が彩り、参拝者を楽しませている。

同神社は征夷大将軍の坂上田村麻呂が795年に創建したと伝わる。周辺一帯に群生するシャクナゲは、県の天然記念物に指定され、境内には樹齢100年を超える古木もあるという。

夫婦で訪れた日立市の三戸政英さん(83)は「シャクナゲの時期に来るのは初めてで、きれい。新緑と花を見て心がすがすがしくなる」と目を細めた。同神社の神永知明宮司(50)は「新型コロナが去りきらない中だが、きれいな花を見て、体も心も癒やされてほしい」と話した。