《釣り》茨城・ひたちなか沖のメバル 好調続く 大物ゲット、初心者も満足

茨城新聞
2022年4月22日

茨城県から福島県沖の常磐沖で1月下旬から3月にかけて狙えるのがメバル。今年は4月に入っても好調な釣果が続いており日立市の久慈漁港は「大萬丸」(大貫定男船長)に乗って沖メバル釣りに挑戦した。

高級魚と知られる沖メバル。ウスメバルとも言われ、地域によってはアカメバルとも。30センチ超の個体も多く、数釣りも期待できるとあって人気がある。

さおは胴調子2.4~3メートルのマダイざおとヒラメざお。ゲームロッドでも可。リールはPE3号前後が200メートル程度巻ける両軸・中型電動リールがいい。

水深35~80メートルを狙うため、潮の状況により重りは60~80号を使った。仕掛けはハリス1.5~3号、20~40センチ、幹糸4~5号。枝間は40~70センチ。針は丸セイゴ12~13号、ムツ針13~15号、チヌ3号などで、フラッシャー付きも効果的だ。

メバル釣りでは5本針仕掛けが多用されるが、慣れた人なら7~10本針を使う。初心者は針2~3本に抑えた方がトラブルが少ない。餌はサバの切り身が一般的。ホタルイカ、イカの短冊、オキアミなどが良いときもある。

まず仕掛けを底まで沈めたら、すぐに底から1~2メートル切る。重りが着底したままだと根がかりする。基本的には、そのままアタリを待つ。アタリが来たら慌てて巻き上げず、そのまま追い食いさせる。アタリの都度、リールを1回転ずつ、ゆっくりと一定の早さで巻き上げる。メバルは口が弱く早巻きは禁物だ。

ひたちなか沖の釣り場までは約30分。水深36メートルのポイントに到着した。船長の合図とともに一斉に仕掛けを投入。いきなりメバルがバタバタとかかる。大型3匹をゲットした人もいた。船を再度ポイントに戻し仕掛けを再投入。早速アタリ。が、今度はサバ2匹。この日はサバも多かった。

なじみ客がウスメバルをコンスタントにかける中、私も徐々にかかるようになってきた。しかし1匹はかかるが、なかなか多点がけとならない中、流し直しを繰り返す船長の気持ちがありがたい。船がポイントを移動するたび、最初に仕掛けを投入した誰かしらのさおにアタリが出た。

 

アカ・クロメバル、サバ、カサゴ、ソイなど多彩な釣果でクーラーボックスは満杯

 

 

この日はサバ、クロメバル、カサゴ、ソイなど多彩な釣果となった。常連はアカ・クロメバル40匹超、初心者もそれなりに釣果を上げ、満足いく釣りが楽しめた。終了時間ぎりぎりまでポイントの流し直しを続けてくれた船長に感謝。(上州屋勝田店・鈴木桂三)