8種の甘味ぜいたくに 和風パフェ 鉢石カフェ(日光)

下野新聞
2022年4月8日

 世界遺産「日光の社寺」門前町の老舗和菓子店「湯沢屋」が、同店裏手に今年2月オープンした「鉢石カフェ」。和菓子のセットメニューなどと並び、人気なのが「和風パフェ」だ。

 1804年創業の老舗が手掛けるパフェは、抹茶バタークリームやつぶあん、こしあん、寒天、水ようかんなど、8種の“和”をぜいたくに詰め込んだ一品。さっぱりとした豆乳ソフトクリームは、バタークリームやつぶあんなどと一緒に食べると味わいが変わり、食べ進めても一切飽きが来ない。

 和風パフェを考案した湯沢屋8代目見習の高村祐太郎(たかむらゆうたろう)さん(26)は、「都内の和菓子店で4年間修行したことを試行錯誤して詰め込んだ」と話す。

 和菓子や夏季限定のかき氷のほか、飲み物は緑茶や抹茶に加え、和菓子に合う2種類のドリップ珈琲(コーヒー)なども用意している。

 また、明治、大正期の石蔵をリノベーションした店舗は歴史ある蔵の良さを残した造りで、鉢石カフェの魅力の一つになっている。

 高村さんは「ほかにはなかなかない蔵の歴史を感じてもらいながら、カフェでのひとときが、お客さまにとって日光の思い出の一つになれば」と話した。

 ■メモ 和風パフェは1100円、ドリップ珈琲は550円から▽日光市下鉢石町946▽営業時間午前10時~午後5時(ラストオーダー4時半)▽不定休▽(問)0288・54・0038