日本酒でウクライナ支援 佐野の第一酒造 300本、売り上げ全額寄付

下野新聞
2022年3月9日

 第一酒造(佐野市田島町、島田嘉紀(しまだよしのり)社長)は14日、ロシアから軍事侵攻を受けているウクライナ支援の一助にするため、純米吟醸酒「NO WAR(ノーウォー)-ウクライナとともに-」を発売する。300本限定。売上金の全額を日本赤十字社に寄付する。

 島田社長は2019年10月に台風19号の水害に遭った際、多くの人に応援や支援を受けたことが今でも精神的な支えになっているという。「ウクライナで起きていることは台風水害とは比べものにならないが、ウクライナ国民への支援の気持ちを持つことが戦争終結に結び付く」と話す。純米吟醸酒のラベルは、ウクライナ国旗をベースにし、商品名で戦争反対とウクライナ支援の意思を表した。

 購入は1人1本限定。内容量720ミリリットル。価格は1500円だが、寄付額を増やしたい人には価格を超えた額でも販売する。同社オンラインサイトでも取り扱う。