赤い実鈴なり 春トマト収穫 上三川で最盛期

下野新聞
2022年3月9日

 国内有数のトマト産地で知られる県内で、春トマトが収穫の最盛期を迎えている。

 春トマトは1~7月ごろにかけて出荷され、JAうつのみや管内では80軒の農家が生産している。上三川町上郷、農業鶴見明弘(つるみあきひろ)さん(46)は約9千平方メートルのビニールハウス内で栽培しており、1日2トンを超える量を収穫するという。

 8日も早朝から収穫が始まり、パート従業員らが赤く色づいた実を丁寧にもぎ取っていた。鶴見さんは「春トマトは甘みと酸味のバランスが特長。どんな料理でも合いますよ」と話していた。

 トマトは県内や首都圏の市場に出荷するほか、JAうつのみやの農産物直売所などでも販売しているという。