ナマケモノなど 30種が仲間入り 大田原・なかがわ水遊園 おもしろ魚館あす再開

下野新聞
2022年2月28日

 【大田原】空調設備のメンテナンスなどで昨年11月から休館していた佐良土の県なかがわ水遊園の「おもしろ魚館」が3月1日、営業を再開する。常設展示スペースのアマゾンエリアにナマケモノのコーナーが新設されるなど、約30種の生き物が仲間入りする。5月8日まで、企画展「世界一周 魚(ぎょ)ぅtoトラベル~川の生き物たちに会いに行こう!~」を開催する。

 新たに常設展示するのはフタユビナマケモノやカメの一種マタマタ、古代魚ノーザン・バラムンディなど。再開に合わせ、樹木でナマケモノの生息スペースを設けたり、アマゾンの水たまりをイメージし、マタマタなどを展示する水槽を手作りしたりした。

 館内にあった「タッチング水槽」に仕切りを設け、餌やり体験コーナー(平日のみ)に変更するほか、これまで水の広場に設置されていたアスレチックを芝生広場に新調した。

 企画展では、新型コロナウイルス禍の中で、世界を旅している気分を味わってほしいと、世界の川に住む生き物に焦点を当てた。ユーラシア大陸やアフリカ大陸など大陸ごとの5エリアに分けて、川や水辺に生息する生き物を展示する。

 北米大陸の大西洋側の川に分布し、釣りの対象としても人気の高い「ストライプトバス」や、東南アジアに分布する世界で2番目に大きいトカゲ「ミズオオトカゲ」を初展示するなど約50種700匹の個性豊かな生き物を観察できる。

 展示担当の森絢女(もりあやめ)さん(27)は「新しい仲間や世界の川の生き物に会いに来てもらって、園内で旅行気分を味わってほしい」と話している。入館料は高校生以上650円、小中学生250円。午前9時半~午後4時半。月曜、第4木曜休園。

 (問)同園0287・98・3055。