ブレックス初の頂点  3人制バスケ日本選手権

下野新聞
2022年2月28日

 3人制バスケットボールの「第7回日本選手権大会ファイナル」最終日は27日、東京都の新宿住友ビル三角広場で行われ、本県の宇都宮ブレックスが決勝でソルビエント(岩手)に21-9で勝利を収め初優勝を飾った。9月の「3x3.EXE PREMIER」、11月の「JAPAN TOUR」の2大会に続き頂点に立ち、国内主要大会で3冠を果たした。

 ブレックスは準決勝でドミネート(千葉)に21-6で圧勝。決勝は序盤から飯島康夫(いいじまやすお)の連続得点で主導権を握り、その後は斉藤洋介(さいとうようすけ)らが着実に加点。さらにセルビア人選手のドゥサン・ポポビッチにボールを集め、一気に突き放した。その後も4人目の成瀬新司(なるせしんじ)も含め激しい守備で流れを渡さず、最後はポポビッチがフリースロー2本を成功させて勝負を決めた。

 ブレックスは、全試合で21得点の「ノックアウト勝利」と圧倒的な戦いぶりを見せ、MVPには飯島が選出された。主将の斉藤は「うれしいし、勝ててほっとしている。過信ではなく、自信を持って守備からチャレンジできていた」と喜びを語った。