甘酸っぱさと辛さ絶妙 えびたま丼 食堂ニジコ(日光)

下野新聞
2022年2月25日

 市街地の国道沿いにある小さなお店「食堂ニジコ」。お薦めメニューの一つが「えびたま丼」だ。

 正式名は「えびと玉子のスイートチリ丼」。下ごしらえをしてから油で揚げたぷりぷりのエビと、ふわふわの卵がたっぷり入った熱々のあんかけを日光産米と一緒に堪能できる。程よい甘酸っぱさとほんのりとした辛さのバランスが絶妙で、ショウガの風味もいいアクセントになっている。小松菜入りのスープも付く。

 店主の佐藤聡紀(さとうあきのり)さん(38)は「エビチリを食べやすくアレンジした一品で、お客さんの反応を見ながらたどりついた味」と話す。

 高校卒業後、宇都宮市内の高級中国料理店で9年間腕を磨いた佐藤さん。2011年に地元日光で開業し、客席八つの店を1人で切り盛りしている。チャーハン、ラーメンなどの定番に加え、エビを使ったメニューが豊富にそろう。「思わぬ絶品に出合えた」。そう言ってリピーターとなった人が県内外から足を運ぶ。

 佐藤さんは「素直な分かりやすい味を目指している。自分のペースでやっている店で、これからも自分がおいしいと思ったものを提供していきたい」と笑顔を見せた。

 ■メモ えびたま丼は750円▽日光市今市763の1▽営業時間 午前11時半~午後2時半、同5~9時(昼、夜とも30分前ラストオーダー。まん延防止等重点措置期間中の夜は午後7時ラストオーダー)▽定休日 日曜・祝日