定期運行の終了 記念しイベント JR東「205系600代」 来月、下野で撮影会など

下野新聞
2022年2月10日

 JR東日本大宮支社(大西精治(おおにしせいじ)支社長)は9日、宇都宮市内で記者会見し、3月のダイヤ改正で日光線と宇都宮線の定期運行から退く「205系600代」の引退イベントを開催すると発表した。車両撮影会を開くほか、今月中旬から両線の一部区間で特製ヘッドマークを掲出した編成で運行する。

 車両撮影会は3月27日、JR東日本小山車両センター(下野市)で午前の部と午後の部の2回に分けて開催する。当日は回送列車として、小金井駅-同センター間を運行する。乗車はイベント参加者限定。同センター構内には前面デザインや帯色が異なる4編成を展示する。車両の撮影に加え、運転台の機器操作や車両検査が体験できる。

 参加費は2万500円。各回先着30人。中学生以上が対象。3月1日午後0時5分からショッピングサイト「JRE MALL」の大宮支社ショップで販売する。また新たに六つのデザインのヘッドマークを製作し、3編成に掲出して走行する。期間は2月中旬から3月11日までを予定する。

 引退を記念してICカードケースや方向幕を模したキーホルダーといったオリジナルグッズも販売する。16日午前10時からコンビニ「NewDays(ニューデイズ)」などで取り扱う。

 205系600代は2013年から日光線と宇都宮線に導入され、現在は計12編成48両が運行している。