いちご大福 地域の福祉に 那珂川・和洋菓子店「わみや」 売り上げの一部を寄付

下野新聞
2022年2月7日

 【那珂川】商品の売り上げの一部を赤い羽根共同募金に寄付する県共同募金会の「募金百貨店プロジェクト」に、馬頭の和洋菓子店「わみや」が1月から参加している。対象の商品は1~5月中旬の期間限定で販売する人気商品「いちご大福」で、売り上げを地域福祉に役立てる。

 プロジェクトは2020年度に始まり、県内では同店を含め26店舗が参加している。飲食店、クリーニング店、新聞販売店など業種や対象商品は幅広く、県北地域では同店が唯一参加している。

 町内産の「とちおとめ」1粒をたっぷりのあんこと生クリーム、皮で包んだいちご大福は、同店の20年来の看板商品の一つ。価格は1個200円で、1個当たり2円を赤い羽根共同募金に寄付する。募金は高齢者や子育て世代向けのサロン事業など、町内を含めた県内の福祉事業に活用される。

 町社会福祉協議会の呼び掛けに応えた3代目店主の小高可守(おだかよしもり)さん(58)は「イチゴの赤が『赤い羽根』とマッチすると思った。お客さまにおいしく味わっていただきながら、福祉に協力できればうれしい」と話している。同店は木曜定休、水曜不定休。

 (問)同店0287・92・2211。