ハナモモ、出荷最盛期 茨城・常陸大宮 桃の節句向け

茨城新聞
2022年2月22日

3月3日の桃の節句を前に、茨城県常陸大宮市の人気ブランド「奥久慈の花桃」の出荷が最盛期を迎えている。同市小野にあるJA常陸奥久慈枝物部会の促成・貯蔵施設では20日、大宮地区の生産者らがつぼみが膨らみ始めた赤やピンク、紅白など5種類のハナモモの束を箱詰めする作業に追われた。

50人の生産農家が栽培し、出荷時期に合わせ施設で5~10日温度管理されたハナモモは、50束を一つにし、この日は約2万束になる約400箱が東京や大阪・京都方面の市場に向けて出発した。

石川幸太郎会長によると、夏場の天候が良かったため「つぼみの花つきが良く、収穫量も昨年より5千束以上多い」と話す。

年々出荷量は増え、今年は12万5千束を予定。コロナ禍にある中、華やかな癒やしとして家庭や店舗などに飾られる。