濃厚スープ 絶妙の調和 たまり醤油らーめん 麺屋りんく(宇都宮)

下野新聞
2022年1月19日

 看板メニューのたまり醤油(しょうゆ)らーめん(780円)のスープは、3種類のたまりしょうゆを絶妙にブレンドしている。濃厚ながらも、まろやかな味が口に広がる。いつのまにか飲み干してしまうほどの逸品だ。

 麺は地元業者に特注した細麺で、スープによく絡む。チャーシューは県内産の豚肉と鶏肉の2枚。軟らかく適度に脂がのった豚肉と、あっさりした鶏肉のコラボレーションが楽しめる。

 店は、昨年9月にオープンしたばかりの「ベルテラシェ大谷」内にある。宇都宮市大谷地区の観光拠点で、大谷石をふんだんに使用した施設のフードコートの一角に出店した。

 店長谷中田敏文(やちゅうだとしふみ)さん(52)は、東京のフランス料理店などで20年修業した料理人。有名ラーメン店の元店主の同施設支配人に請われ、「新しいジャンルに挑戦しよう」と店を構えた。

 魚介と塩だれのあっさりした塩らーめん(800円)、地元産のネギや卵を使ったねぎ玉麻辣めん(880円)も好評。開店して約4カ月が経過し、「フードコートの味とは思えない」と評判も上々だ。

 谷中田さんは「毎日食べても飽きない味が目標。一般の店にも負けない専門店を目指し、大谷地区に貢献したい」と話した。

 ■メモ 宇都宮市大谷町1263の2(ベルテラシェ大谷内)。午前10時~午後7時(6時半ラストオーダー)。火曜定休。(問)028・666・4447。