月1回そば店 好調スタート 鹿沼・板荷4区住民ら 地元産使いオープン

下野新聞
2022年1月18日

 【鹿沼】板荷(いたが)4区の住民らでつくる「板荷畑(ばた)いつくし美(み)会」が、毎月第3日曜に営業するそば店「いつくし美庵(あん)」が16日、板荷の4区集落センターにオープンした。

 特産のソバを活用したコミュニティービジネスの一環。昨年12月に試験営業を行い、メニューの選定など開店準備を進めてきた。

 メインメニューは、もりそば(600円)と、もりそばに地元産野菜を使った小鉢など4、5品が付いた「いつくし美セット」(千円)の2品。二八そばで、かつお節やさば節などをベースにしたつゆは、冷たいものか、地域で昔から好まれる温かいものを選べる。

 営業初日のこの日、開店の午前11時には来店客の行列ができ、限定30食は早々に売り切れた。夫婦で訪れた栄町3丁目、会社役員高橋和雄(たかはしかずお)さん(77)は「そば好きであちこち食べに行くが、おいしかった」と満足そうに話した。

 同会の福田明(ふくだあきら)代表は「第一歩が踏み出せてほっとした。好評なら提供数も増やすことも考えたい」と話した。