上品な味わい  銘茶 関口園 ミックスナッツほうじ茶ソフトクリーム

下野新聞
2022年1月16日

 冬は暖かいメニューが定番だが、冷たいデザートも無性に食べたくなる。関口園のソフトクリームもその一つだ。

 ソフトクリームは店の改装に合わせ、1996年に販売開始。当時は抹茶ソフトのコーンだけだったという。その後、バニラやほうじ茶などが加わり、現在は14種類に増えた。

 「ミックスナッツほうじ茶ソフトクリーム」(550円)は秋冬の限定メニュー。透明のカップには、ほうじ茶とバニラソフト、3種類のナッツ、黒みつ、玄米フレークと盛りだくさん。もともとは、ナッツを何げなく載せたスタッフ用のメニューだったという。

 一口食べると、口の中が上品なほうじ茶の味わいでいっぱいに。ふわっと香りが残るのも心地よい。滑らかなソフトクリームとナッツ、玄米フレークの食感もくせになる。このほか、抹茶ソフトに抹茶の粉をかけた「抹茶ソフト 抹茶」(400円、コーンとカップあり)も根強い人気。高品質の抹茶を使った味わいは渋みがなく、子どものファンも多いという。

 店は今年、創業140周年。社長の関口慶介(せきぐちけいすけ)さん(35)は「節目の年に、特別なソフトクリームも作りたいですね」と語った。