目覚める黄色い春 鹿沼でロウバイ開花

下野新聞
2022年1月14日

 鹿沼市上永野の「蝋梅(ろうばい)の里」でロウバイの花が咲き始め、甘い香りを漂わせている。

 約1.3ヘクタールの敷地に、開花が最も早く花びらの濃い黄色が特徴の「満月」や、薄く透き通るような黄色をした「素心(そしん)」、基本種、原種の4種類約5千本が植えられている。13日は時折晴れ間があり、来園者は黄色の花びらと青空のコントラストを楽しみながら写真を撮るなどしていた。

 今季は寒い日が続き、例年に比べ開花が遅れているという。オーナーの大貫孝之(おおぬきたかゆき)さん(77)は「暖かい日が続けば、来週末ごろには満開になります」と話した。