クラフトビール商品化 【負けない 新型コロナ】酒店応援へ栃木商議所 市産ブドウ ほんのり

下野新聞
2022年1月6日

 【栃木】栃木商工会議所はこのほど、市産のブドウと二条大麦を使ったクラフトビール「蔵の街とちぎクラフト」を商品化した。新型コロナウイルス禍で売り上げが落ち込んでいる市内酒店などを盛り上げる狙いで、「お土産やギフトとしても利用していただきたい」としている。

 市内酒店に客足が戻るきっかけとなる商品を作ろうと、昨年5月に企画。市産ブドウのほのかな味と香り、爽やかな苦み、すっきりとした飲み口に仕上がった。醸造はSunフーズ(小山市)が担当。県の補助金を活用して製造した。

 同商議所産業振興委員会の栃木孝夫(とちぎたかお)委員長(63)は「香りを感じるためにグラスへ注ぐのがお勧め。クラフト独特の味を楽しんでほしい」と話している。

 土産として市外の人にも喜んでもらえるよう、ラベルには市内の観光名所が描かれている。巴波(うずま)川、蔵の街大通りの街並み、蔵の街市民ギャラリーの土蔵の3種類で、見た目からも市の魅力を感じることができる。

 350ミリリットル入り缶で550円。市内のスーパー「ヤオハン」やコンビニ、酒店「タカク商店」などで販売している。

 今後は市産のイチゴやトマトなどを使ったクラフトビールの販売も検討しているという。

 (問)同商議所0282・23・3131。