年の瀬、にぎわい戻る 茨城の那珂湊おさかな市場

茨城新聞
2021年12月30日

年の瀬を迎えた29日、茨城県ひたちなか市湊本町の「那珂湊おさかな市場」や隣接する鮮魚店は、県内外から正月用の食材を買い求める多くの客でにぎわった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年末は例年より人出が減ったが、9月末の緊急事態宣言解除以降、客足が回復し始め、この年末は「コロナ禍前近くまで戻ってきた」(市場関係者)という。

午前中から「新鮮だよ」「安いよ」など、各店舗から店員の威勢のいい掛け声が響く中、客たちはカニやサケ、タコなどを手に取り、品定めしていた。

小売店「新屋」の大内一範社長(46)は「年末のにぎわいが戻ってきてうれしい。多くのお客さまに来ていただき感謝。期待に応えられるよう、いい商品を売り切りたい」と意気込んだ。

新巻きザケやタコ、刺し身などを購入した那珂市飯田の寺門章さん(73)は「家族5人でおいしい物を食べながら、のんびり正月を過ごしたい」と笑顔で話した。

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