売りは「100%足利産」 マルキヨー、白ワイン発売

下野新聞
2021年12月24日

 【足利】飲料メーカー「マルキヨー」(島田町)が運営するCfaバックヤードワイナリーは23日までに、市内産のブドウを使い、市内で醸造した初めての100%足利産の白ワインを発売した。ラベルには国税庁の表示基準に基づき、同ワイナリーの商品として初めて「足利市産」を明記した。

 同社は2016年に近くの耕作放棄地10アールを借りてブドウ畑に整え、昨年10月に初めて「甲州種」613キロを収穫し、仕込んだ。今春、750ミリリットル瓶615本が出来上がり、約半年の瓶熟成を続けていた。

 ワインの色は淡いペールイエロー。軽い口当たりで、和かんきつなどの香りが広がる。

 商品名はフランス語で「喜劇」を意味する「バーレスク」。「日本の風土や気候に合ったブドウ栽培やワイン造りに気付くまで長年、風土も気候も異なる欧州のまねをしてワイン造りに取り組んでいたこと」を増子敬公(ますこよしひろ)社長(71)が「喜劇」と表現した。750ミリリットル2900円。(問)同社0284・72・4047。

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