本県産イチゴで サワー共同開発 JA全農など セブンイレブン先行発売

下野新聞
2021年12月24日

 JA全農は23日までに、酒類卸売りの国分グループ本社(東京都)と発泡性のリキュール「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」を共同開発した。今月中旬から北関東・東北エリアのセブン-イレブン約3千店で先行販売が始まったほか、セブン&アイグループのスーパーなどの一部店舗でも取り扱う。

 同商品は、傷や変形によって流通できないイチゴや小粒なサイズを加工用として活用した。商品化により、生産者の所得向上につなげることを目指す。

 イチゴのとちおとめとスカイベリーの果汁を計10%使用している。JA全農は「栃木県を代表するイチゴをバランス良くブレンドすることで、フレッシュな酸味と芳醇(ほうじゅん)な甘みが特徴の味わいに仕上げた」と説明する。350ミリリットル。アルコール分は4%。価格は税別178円。飲料メーカーのアシードブリュー(広島県福山市)の宇都宮飲料工場(下野市下石橋)で製造する。