「水府提灯」使い光放つ空間芸術 茨城・つくば

茨城新聞
2021年12月22日

茨城県の伝統工芸品「水府提灯(ちょうちん)」を使ったインスタレーション(空間芸術)「エスキャットの夢」が、つくば市二の宮の関彰商事つくば本社1階に展示されている。星形やハート形をはじめ、さまざまな形をした提灯がゆらゆらとした温かな光を放ち、穏やかで幻想的な空間をつくり出している。1月23日まで。

インスタレーションは水戸市出身のビジュアルアーティスト、ミック・イタヤさんがデザインし、「鈴木茂兵衛商店」(同市)が提灯を制作した。

宇宙の旅から帰ってきたネコが故郷の良さを改めて知るというストーリー。提灯内の発光ダイオード(LED)はろうそくの光を再現している。点灯は午後4時半からで、建物の外から見ることができる。

専用のフェイスブックページではイラストとストーリーを毎日更新している。同社の担当者は「優しい光で心を癒やされてほしい」と話している。

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