「県内最小」の観覧車がこんにゃくパークに 高さ8.3メートル 1周30秒

上毛新聞
2021年12月19日

 こんにゃく製品製造販売のヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町小幡、横尾浩之社長)は、運営する工場見学施設「こんにゃくパーク」に県内最小の観覧車を設置した。直径8.3メートルでゴンドラは8台、1周は30秒ほどという。新設を記念して18日に無料で開放する。1月1日からは観覧車の愛称を公募する。

 観覧車はパークのシンボルとして来園者に親しんでもらう狙い。イタリアから輸入し、カラフルなゴンドラが特徴。夜間は電飾を点灯させる。同社によると、これまで県内最小だった、ららん藤岡(藤岡市)の観覧車(高さ約15メートル、ゴンドラ12台)のサイズを下回るという。

 ゴンドラ1台の定員は大人2人、子どもだけなら4人まで搭乗できる。利用料金は1人200円で、2周する。

 18日の運行は午前10時~午後5時半。年内の運行は19日と24~31日。年明けは2日から営業する。

 愛称は、ツイッターやフェイスブックなどパーク公式の会員制交流サイト(SNS)で募る。採用者に同社製品の詰め合わせや縫いぐるみを贈るほか、応募者の中から抽選で記念品をプレゼントする。

 同社は今後もパーク内に遊具を増やしていく方針。広報担当者は「小さくてデザインもかわいい観覧車なので、幅広い世代に親しんでほしい。PR動画の撮影などの相談にも応じたい」と話している。

 パークは2014年に開園。こんにゃく製品の無料試食や工場見学が好評で、年間約100万人が来園している。