100歳祝う書家展 茨城・取手 松本さんと15人の作品 26日まで

茨城新聞
2021年12月17日

茨城県取手市の美術団体「取手美術作家展」会員で書家の松本掃玉(そうぎょく)さんが100歳を迎えたことを祝い、記念展「松本掃玉百歳展ととりでの書家展」が、同市中央町のJR取手駅ビル「アトレ」4階のとりでアートギャラリーで開かれている。26日まで。

松本さんは1921(大正10)年5月9日生まれ。都内から同市内に移り、83年に同展会員となり、市内で書の指導などに取り組んできた。2008年に東京国際芸術貢献名誉賞を受賞。

今展は、同展、市、市教委が主催し、郷土作家部門展「書」として開いた。会場には、松本さんの19年の作品「わが街取手」など24点のほか、同展会員や市内在住書家ら15人の作品が展示されている。

11日はオープニングセレモニーが行われ、藤井信吾市長らが出席。松本さんを囲んでギャラリーコンサートなどが行われ、記念展開催を祝った。松本さんは「私には短い100年です。皆さんのおかげ。これからもできる限り書に関わっていきたい」と話した。

入場無料。時間は午前10時~午後6時(最終日は同5時まで)。また期間中のイベントとして、書家・神長蘭径さんを招いた書道ワークショップ(18日午後2~4時)、親子で同展を楽しむ「おしゃべり鑑賞会」(26日午前10時半~午後0時半)が開かれる。

問い合わせは同市文化芸術課(電)0297(74)2141。

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