作家の遊び心 楽しんで 里山アートフェスタ 茂木で14日まで

下野新聞
2021年11月9日

 【茂木】町中心部の城山公園に、県内外の作家がアートを野外展示する「もてぎ里山アートフェスタ2021」が14日まで、開かれている。

 同実行委員会主催で14回目。茂木や益子の地元と、神奈川、愛媛など県外の芸術家や陶芸家ら16人がオブジェなど15点を展示している。

 芝生や林間など広い城跡の地形や植生を生かして、作家が展示の場所や方法を工夫。自らの作品ジャンルを超え、多様な素材を用いて意外な仕掛けを施したアートの着想や遊び心を、散策する感覚で楽しめる。異様な生き物がマスクをした「わからなくてこわい」など、世相を映した作品もある。

 妻(61)と来た茂木、田村勝美(たむらかつみ)さん(63)は「屋外で見られて気持ちいい。自然を利用した展示もいい」と話した。

 昨年は新型コロナウイルス禍の影響でインターネット開催となり、同公園に作品を集めて行う展示は2年ぶり。会期を遅らせ、2週間に延ばした。ワークショップや飲食物の提供は見送り、作品展示のみとした。

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