ピリッと真っ赤に実る 大田原・トウガラシ収穫期

下野新聞
2021年11月8日

 大田原市特産のトウガラシ「栃木三鷹(さんたか)」が真っ赤に実り、市内の生産農家は収穫作業に汗を流している。

 栃木三鷹はキレのある辛みや鮮やかな色などが特徴。大田原とうがらしの郷づくり推進協議会は2019年に「トウガラシ生産量日本一」を宣言している。

 同市宇田川、農業室井信夫(むろいのぶお)さん(68)方では約5アールの畑で栽培。7日は青空の下、室井さんと妻律子(りつこ)さん(65)が一面に色づいたトウガラシの株を根元から丁寧に刈り取り、乾燥させるためにビニールハウスの中に次々と並べていった。

 室井さんは「今年は台風などによる被害がなかったので生育は順調。たくさん実った」と話した。収穫したトウガラシは2カ月ほど乾燥させ、年明けから加工業者に出荷するという。