茨城県誕生150年の歩み 県庁で写真70点、パネル展 30日まで

茨城新聞
2021年11月5日

13日の「茨城県民の日」で茨城県が誕生して150年を迎えることを受け、県は県庁25階展望ロビーで県の歩みを紹介する写真パネル展を開催している。県内で起こったさまざまな出来事や県民の暮らしなどを約70点の写真で紹介し、郷土に対する愛着心の醸成や地域の魅力再発見を促す。30日まで。

茨城県は1871年に行われた府県統合に伴い誕生。パネル展では県内の主な出来事の年表を掲示するとともに、初代県庁舎や日立鉱山、飛行船ツェッペリン号飛来などの記録を紹介。また、霞ケ浦のワカサギ漁や県内初のメーデーの様子など、県民の暮らしがうかがえる写真も展示している。

1985年に開催されたつくば科学万博の写真を眺めていた龍ケ崎市の平野幸男さん(64)は「教員時代に生徒を引率して訪れた楽しい記憶がよみがえった」と当時を懐かしんだ。

県営業企画課によると、写真は県立歴史館が所蔵する約千点の中から選定。同課の小野和弘さんは「歴史を振り返り、茨城をさらに好きになるきっかけになれば」と、来場を呼び掛けている。

県は13日に、県植物園や近代美術館、竜神大吊橋などの県有施設の無料開放も実施する。対象施設は県の公式ホームページで案内している。

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