古民家で秋の味覚、期間限定レストラン 茨城・高萩、12月19日まで

茨城新聞
2021年11月4日

茨城県高萩市上手綱の県指定文化財、穂積家住宅を活用した期間限定レストランが開業した。同市産、県産食材を使った丼料理やスイーツを提供。同市では11月6日から山間部の花貫渓谷で「紅葉まつり」が開かれる予定で、合わせて市の魅力発信につなげる。

レストラン「高萩茶寮(さりょう)」は食資源と文化財の魅力を掛け合わせ、周遊観光や交流人口の拡大を図るため開設する。

提供する丼料理は、同市のサツマイモと奥久慈卵を使った「ルーロー飯」、県銘柄豚「常陸の輝き」を使ったカレー丼、秋サケとキノコの炊き込みご飯の3種類。いずれも秋の味覚をふんだんに取り入れた。

同市特産の食用ホオズキを用いたパフェや特製チーズケーキといったスイーツも楽しめる。丼料理は990円、パフェは1100円(いずれも税込み)。

穂積家住宅は江戸時代の豪農住宅で築約250年。7月にも夏季限定でカフェをオープンしたが、新型コロナウイルス緊急事態宣言の影響で1カ月前倒しして営業を終了していた。

同店のコンセプトや料理の監修を手掛けるラテラル(東京)の柴田隆行さんは「夏は私たちも悔しい思いをした。秋は紅葉まつりもあるので食事に来ていただきたい」と話している。

営業は12月19日まで。営業時間は午前11時~午後4時。月曜定休。

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