戦国時代の石垣ヒガンバナ彩る 真田ゆかり潜龍院跡

上毛新聞
2021年9月23日

 戦国武将、真田昌幸ゆかりの潜龍院跡(群馬県東吾妻町郷原)周辺のヒガンバナが見頃を迎えた=写真。訪れた人たちは、赤い花で彩られた戦国時代の面影を伝える石垣に歴史のロマンを感じている。

 周辺を整備する地域おこし団体「あざみの会」(本間泉会長)によると、ヒガンバナは自生している株に加え、地元住民が植えて増やし、約千本が次々と咲いている。見頃は今月末ごろまで。

 潜龍院は織田信長と徳川家康の甲州討伐で追い込まれた主君の武田勝頼を迎え入れるために、真田氏が岩櫃山の南麓に建てたとされる。(関坂典生)