日常使いの器500点 水戸で中野明彦さん個展 26日まで

茨城新聞
2021年9月14日

茨城県日立市出身の陶芸家、中野明彦さんの作陶展が、水戸市米沢町のうつわや季器楽座で開かれている。シックな色合いの皿や茶わんなど約500点を展示販売。秋の食卓に合いそうな器がズラリと並ぶ。

見どころは、日常で使える食器などの魅力的なラインアップ。深さやサイズの異なる皿やご飯茶わんのほか、湯飲み、そば猪口(ちょこ)、小鉢、マグカップ、花器などがそろう。白、黒、茶色の定番色のほか、新色として黄色の器を並べた。器の色調をほぼ4色に抑え、場内は落ち着いた雰囲気が漂う。中野さんは1975年、日立市生まれ。2004年に笠間焼作家の小林三千夫、優子両氏に師事し、08年に笠間市で独立した。

同所での個展開催は4回目。水戸市の主婦、小堀みどりさんは「深さがあるお皿がすてき。料理を盛り付ける際に使いやすそうな物が多い」と話した。26日まで。

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