菅首相の素顔に迫る シネマテーク、17日まで上映

上毛新聞
2021年9月6日

 自民党総裁選に出馬せず、退陣する意向を表明した菅義偉首相の素顔に迫った政治ドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」が、17日まで高崎市のシネマテークたかさきで公開されている。

 菅氏は秋田県の農家出身で、上京して段ボール工場で働いた。その後、国会議員秘書、横浜市議会議員を経て衆院議員となり、首相に上り詰めた。

 トップに立つことができた背景や、パンケーキが好物だという本質は何なのか―。政治家や元官僚、ジャーナリストらへのインタビューから人物像に迫る。ブラックユーモアや風刺アニメを織り交ぜ、見る人に菅政権や日本の「変なところ」を問い掛ける。

 監督は番組制作会社で活躍する内山雄人さん。映画「新聞記者」や「かぞくのくに」など社会派作品を送り出してきた映画プロデューサーの河村光庸さんが企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務める。ナレーションは俳優の古舘寛治さん。

 料金は一般1800円、大学・専門学校生1400円、高校生以下(3歳以上)千円など。

 同館ホームページ(HP)か電話での事前予約制。料金の支払いと座席の指定は当日劇場窓口で。詳しくは同館(☎027-325-1744)、またはHP(http://takasaki-cc.jp/)へ。(丸山仁見)