王道と進化系 味わい多彩に  クリームソーダ 人気上昇中 ブルーキュラソ、カシス、レモン…

下野新聞
2021年8月22日

 喫茶店の定番「クリームソーダ」。昔からあるメニューだが、最近は味のバリエーションも増え、人気が上昇している。王道から進化系まで、街なかのカフェを調査した。

 本町のブラジルコーヒー栃木県庁前店は、最近では少なくなった純喫茶。今年で50周年を迎え、クリームソーダ(980円)は創業時からのメニューだ。

 ソーダ水にバニラアイス、シロップ漬けチェリーが載った王道スタイル。「メニューから絶対に外せない一品。チェリーが載っていると喜ばれますね」とオーナーの永島治(ながしまおさむ)さん(72)。子どもから年配男性まで幅広い層に支持されている。

 松が峰2丁目のコションドールで初めてクリームソーダ(600円)を注文する人は、驚くかもしれない。

 カシスやラズベリー、レモンなど、なんと18種類! 提供を始めた8年前は5種類ほどだったが、徐々に増えていった。オーナーの羽下京子(はがきょうこ)さん(54)は「お客さんのテンションが上がっているのを見るのがうれしくて」と笑う。

 色は、1番人気のブルーキュラソの青をはじめ、赤と黄、緑の4色。ソーダの上に、マスカルポーネ味のアイス玉7個が載っている。5月から、チェリーに見立てたピンクの氷ブタ付きとなり、より「映える」メニューとなった。

 王道と進化系、共通していたのは、飲む時のワクワク感。味わうほどに、クリームソーダ沼にはまりそう。

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