旬の果物をスイーツに 【負けない 新型コロナ】 小山の観光農園 来客減で冷凍商品開発

下野新聞
2021年8月20日

 【小山】大川島の観光農園「いちごの里ファーム」は、新型コロナウイルス禍で落ち込むフルーツ狩りの穴埋めにと、園内で今夏採れたモモとブルーベリーを冷凍タルトにして18日に販売を始めた。今夏商品化した冷凍のスカイベリーショートケーキと合わせ、新たな看板商品にしようと意気込んでいる。

 旬を迎えた新鮮な果物を多くの人に食べてもらおうと、冷凍商品化した。同社によると、相次ぐ緊急事態宣言などで今夏、フルーツ狩りの団体客2千人のキャンセルが出ている。年間30万人が来場する国内最大規模の観光農園も、今夏の団体客は数えるほどという。

 園内で1番人気のイチゴは、春までに採取したスカイベリーを瞬間冷凍したものをケーキに使用した。1ホール2200円。園内のカフェで人気商品だったモモとブルーベリーのタルトは1ホール3千円。いずれも冷凍便(送料別)の発送。注文は同社オンラインショップで受け付けている。(問)同社EC事業部0285・33・1070。

地図を開く 近くのニュース