多彩なダリア 堪能を 【負けない 新型コロナ】日光 耕作放棄地で420種生育

下野新聞
2021年8月14日

 【日光】小佐越のベゴニア園「日光花いちもんめ」は13日、新たに「日光ダリア園」を隣接地にオープンした。約420種、2400株のダリアが堪能できる。現在3割が開花している。

 ダリア園は、ベゴニア園南側の耕作放棄地約3千坪に整備した。花の大きさは巨大輪や小輪などさまざまで、色もオレンジや紫、桃色など多彩。同園によると、9月中旬から見頃を迎える。11月上旬まで開園予定。

 新型コロナウイルス禍の中、「少しでも多くの人に元気になってもらいたい」と石川正夫(いしかわまさお)園長(76)がダリア園新設を企画した。用地を借り、「秋田国際ダリア園」(秋田市)の協力を得て昨年11月からスタッフらで準備。5月20日ごろにダリアの球根を植えた。

 オープン初日は雨天の中、午前中から家族連れなどが訪れた。埼玉県川口市、公務員女性(64)は「いろんな色があってすごくきれい。一度にこれほど多くのダリアを見たのは初めて。今度はもっと咲いている時に来たい」と話した。

 日光ダリア園は午前9時~午後4時半。入園料は中学生以上500円。(問)日光花いちもんめ0288・77・0866。

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