キレンゲショウマかれん 日光 上三依水生植物園で見頃

下野新聞
2021年8月13日

 【日光】上三依の上三依水生植物園でキレンゲショウマが見頃を迎えている。約5千本が園内東側約50メートルにわたって群生しており、2週間ほど楽しめるという。

 キレンゲショウマは、四国や九州などの標高2千メートル級の山々に分布する多年草で、長さ約4センチの黄色い筒状の花を咲かせる。同植物園は約30年前に植栽。今年は例年より約1週間早い7月末に咲き始めた。

 小説家の故宮尾登美子(みやおとみこ)さんの作品「天涯の花」に登場した花として知られており、12日に来園した宇都宮市住吉町、主婦市村紀子(いちむらのりこ)さん(65)は「小説で読んだイメージ通りかれんな花。小さな姿がかわいらしく本当にきれい」と見入っていた。

 園内ではオミナエシやキキョウも見頃で、レンゲショウマも少しずつ咲き始めている。

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