茨城・常陸太田の伊レストラン コロンビア料理登場 営業日拡大「ワンプレート」お薦め

茨城新聞
2021年8月19日

茨城県常陸太田市中利員町で、週末2日間だけの営業を行ってきたイタリアンレストラン「楽生流(らうる)」が、本格的に営業を始めた。都内のカフェレストランの総支配人を務めていたコロンビア出身のラウル・ピネダさん(37)が、自然豊かな場所に自分の店を開きたいとの夢をかなえたレストラン。ナポリの味に加え、本格営業でコロンビア料理の提供も始めた。

ピネダさんがオーナーシェフ。県道62号とグリーンふるさとラインの交差点近くにあった農家の精米施設を改修。厨房(ちゅうぼう)を整備し、吹き抜けや梁(はり)などはそのままにして店内のカウンターやテーブル席、テラス席などはナポリの店舗をイメージした。

農家の精米施設を改修したイタリアンレストラン「楽生流」=常陸太田市中利員町

 

営業日は木曜から日曜の週4日間。ランチは午前11時~午後3時(ラストオーダー同2時)、ディナーが予約制で同5~9時(同8時)。メインはピザとパスタ。生地やチーズにこだわり、オリジナルソースがナポリの味を想像させる。ランチコースは前菜盛り合わせに、パスタかピザを選び、ワンドリンクで1400円から。

ピネダさんが母親から教わった家庭料理で、コロンビア料理も楽しめるようにした。サイドメニュー(3種類)とメインディッシュ(同)を組み合わせた「選べるワンプレート」(1400円~)で、「ラウルスタイルの味」と薦める。

ピネダさんはイタリアで料理の修業を積み、2009年に来日。都内の有名ピザ店やイタリアンレストラン、ホテル内のレストランなどで腕を磨いた。1年間、都内のレストランの休日に営業。「多くの人に支えられてやってこれた。これからも新しいことに挑戦し、来店するたびにワクワクしてもらえるように努力していく」と話す。妻の奈巳さん(41)は「イタリアと地元の食材を使って、地元を少しでも盛り上げられれば」と笑顔で迎える。テークアウトメニューも用意している。問い合わせは同店(電)050(1136)7374

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